新型ロードスターとS660は買い替えの対象になるか?

マツダの新型ロードスター(ND型)とホンダのS660という、日本の2大オープン・スポーツカーの発売まで秒読み段階です。
私もオープンカー乗りの端くれとして、とても興味深く日々情報をチェックしています。

そして多くの人が予想する通り、ロードスターは売れて、S660は惨敗するだろうと予想しています(笑)
既にロードスターは先行商談予約が2000件を超えている人気ぶりだそうですね。(3/27時点)

ではなぜロードスターは売れて、S660は売れないと思うのか?
そしてこの2台は果たして今のロードスターからの買い替え候補となるのか?検証したいと思います。

新型ロードスターとS660は両車ともに2シーター(二人乗り)でオープンカー、そして後輪駆動のスポーツカーという点では共通項が多いです。ですが、両車のコンセプトはそれぞれ微妙に異なっています。

まずは両車の開発主査(開発責任者)のインタビューを見てみましょう。

■マツダロードスターのコンセプト

多くの人にスポーツカーの楽しさを味わってもらいたい

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初代ロードスターのコピー、「だれもが、しあわせになる。」
この言葉がこのクルマのすべてを表していると思います。

特に運転スキルが高くなくてもスポーツカーを楽しめるという、ある意味初心者に優しいクルマではあるけれど、腕に自信があるドライバーも走りを楽しめる懐の深いロードスター。

実際に私のような初心者に毛が生えた程度の腕前でも走りは楽しめますし、幌をさっと開ければ、たちまちオープンエアのすがすがしい気持ち良さに誰もが思わずニヤッとしてしまうこと請け合いです。

初代から2代目、3代目と基本のコンセプトは全くブレておらず、新型も必ず誰もが楽しめるオープン・スポーツカーに仕上がっていると容易に想像ができます。


別記事で下記のインタビューが気になったので紹介してみたいと思います。

「タイヤに頼って曲がるのはだめ。きちんとサスペンションをストロークさせて、車体をロールさせながら曲がるようにした」
このコンセプト、身にしみて共感できます。

ドライバー自身のスキル(テクニック)を上達させることが楽しさに繋がると思っているので、自分でクルマを「曲げ」てコーナーを駆け抜ける喜びを提供してくれるロードスターはとても魅力的に映ります。

そして最軽量モデルで1トンを切る開発者たちの血のにじむような努力に驚嘆!これは開発に携わるひとの誰か一人でも妥協していたら達成できていない数値です。それほどまでにライトウェイト・スポーツカーにとって軽量化は絶対的な正義なのです。

このクルマ作りに対する強いこだわりと妥協のない開発者たちの「魂」と「文化」が、ロードスターの最大の魅力です。
ただし唯一の弱点が、軽量化を追及することによってエンジンの排気量が2.0Lから1.5Lにダウンしたことです。
これで走る喜びがスポイルされていなければ良いのですが。まあ、乗ってみなければ分かりませんね。

買い替え候補として最右翼です。

■ホンダS660のコンセプト

痛快ハンドリングマシーン

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若干26歳という若さで開発責任者となった椋本(むくもと)さん。
この異例に若いリーダーのもとつくられたS660という軽のオープンスポーツカーは、かつてのホンダが元気だった頃の活力がよみがえるきっかけとなるかもしれません。

「軽のスポーツカーをつくりたかった」と語る椋本さん。
そのコンセプトは「痛快ハンドリングマシーン」という、ある意味過去の遺物のような響きを感じますが、これに共感できる走り好きな人にとっては、まさにドンピシャなクルマです。

そして、これは個人的な印象ですが、ロードスターよりデザインがよりスポーツカーらしくカッコよく見えます。
軽自動車の枠いっぱいまで使ったワイド感のあるたたずまいは、所有する喜びを満たしてくれるようなスタイリングです。


なんといってもS660の最大の魅力は、軽規格の小さいボディと830kgという軽量ボディにあります。(相対的な比較において)

ビートに8年間乗った経験から言うと、華奢(きゃしゃ)ではあるものの、普通車では味わうことのできない小さなスポーツカーのハンドリングと、どんな狭い道でもスイスイ走ることの出来る取り回しの良さは、何ものにも変えがたい魅力を持ったシティコミューターでした。

この「小ささ」は、ロードスターと比較してアドバンテージになると思います。

逆に軽ゆえの弱点として、自主規制いっぱいの64psの枠を超えられなかったエンジンは、ホンダならその殻を破るのではないかと少し期待していただけあって残念な気持ちです。そろそろ80ps、90psといったスペックのエンジンを投入してもいいい時期だと思います。
もちろんスペックだけでスポーツカーの楽しさを表すことはできませんが。

そして、最大の欠点は「荷物が積めない」点です。あのビートでさえ、工具箱が入る程度のトランクは確保されていました。
S660にはボンネットフード内にたたんだ幌を仕舞うスペースがあるのみです。
これでは一人ならまだしも、二人で長距離ドライブに出掛けるのはほぼ不可能と言わざるを得ません。


それでは簡単ではありますが、それぞれの長所と短所をまとめてみましょう。

■ロードスター

長所:2シーターでありながら、週末のロングドライブに耐え得る最低限の快適性と積載性を兼ね備えている。
短所:1.5LのNAエンジンはさすがにスポーツカーとしては非力か。

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トランク容量はある程度確保されていますが、NCの150Lから130Lへとダウン。軽量化のために全長を短くした影響です。

S660

長所:見ているだけで運転が楽しそうなスタイリング。ミッドシップという希少性で優越感に浸れる(笑)
短所:巻き取り式幌はオープン不精になりそう。幌を仕舞えばトランクは一杯になり、積載性はほぼゼロ。

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24年前に発売されたビートとかなり似ています。開発にあたってビートは意識しなかったとのことですが…


おそらくどちらのクルマを選んでも「楽しい」ということは間違いないはずですが、決定的に違うのは、ユーティリティ、積載能力の差でしょう。

ロードスターはオールマイティにドライブを楽しめそうですが、S660は純粋に「走り」を追求したスポーツカーという印象です。まるで英国のスポーツカーのエリーゼを彷彿とさせるそのいさぎよさは、多くの人にとって購買意欲を湧き立てることは難しいでしょう。

ただここまでみてきて、自分にとってはどちらを選んでもあまり大きな問題ではないことがわかりました(^^;

「スポーツカーを楽しんでもらいたい」…、そうこだわって心血注いで作られた両車なので、あとは乗ってみて自分の価値観に合っているかどうかを基準に選べば、きっと楽しいオープン・スポーツカーライフが送れると思います♪

※画像はwebCGより拝借


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tag : NDロードスター S660

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こんにちは。タイヤの表面に頼らず、ロールさせて脚の動きやキャンバーがかみ合ってくると車(バイクも)自体が曲がろう曲がろうとしてくる感じ、気持ちいいですよねー♪ ワインディングばかり行くようになったきっかけです(^^;)

kane.さんへ

こんばんは。
コンセプトがいいですよね~。
私はワインディングではへなちょこ走りしかできませんが、サーキットだとしなやかに曲がる足回りは気持ち良く感じますね(^^)
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